· 

春です!新人さんの季節です!

 東京は春らしい気温になってきました。花粉症の私は、春を通り越して夏になってほしいですが・・・

 

 

 

 

 少し前に、某社より新人研修のセミナーをご依頼いただきました。当社では、コンサルティングのほかに講師として食品会社に出向くことはもちろんあります。が、新人さん向けのセミナーはかなり久しぶりです。

 

 できるだけ面白く、できるだけ退屈しないように、、、自分の話を交えて臨場感をだしつつ。。。と、いろんな『調味料』を加えて資料を作りました。というのも、新人さん向けのセミナーはその会社にとって知ってもらわないといけないことを話すもので、自主的な動機付けはありません。(もちろん会社が用意したから聴く、という動機付けはありますが)なので、私の話に興味をもってもらうことから始めなければと思い、色々なエピソードやいくつかの切り口を用意しました。

 

 何事も始めが肝心。ちょっと緊張します。

 

 始めといえば・・・自分が新人~若手だった頃、どんなことにモチベーションを持っていたのか、ふと考えました。2つ紹介したいと思います。

 

 まず、私が会社に対してもお客さんに対しても、特に何もできない新人の頃、立っていられたのは会社の歴史でした。その会社は何がきっかけに作られたのか、どのように発展したのか、あるいはどんな失敗から今に至るのかなど。これを知ったことで、安心感やそこにふさわしい仕事ができるようになろうと思えました。いい意味で私のプライドにつながったと思います。

 

 

 

 新入社員からしばらく時間が経ち、会社員5年目くらいの頃、ある程度仕事を覚えて任せてもらえることも増えてきたときです。この仕事をして何になるのか・・?という気持ちになりました。いつも通り仕事ができて普通。事故がなくて普通。契約があって普通。という感じ。さらに自分は大したことをしていない、という自己嫌悪にも陥りました。

 そんなことを思っていたある日、お客さんとの雑談の中で、自分がその会社でどのように役に立っているかを言ってもらえたことがありました。確かフードチェーンの話題で、アウトソース先も外すことはできない、全ての関係者に協力をしてもらってウチの会社が成り立っているんだという話だったと思います。私はその話を聞いて、自分とその会社とのつながり、さらに世の中との繋がりを理解しました。今となっては、これが私の仕事へのモチベーションになっていると思います。

 

 ということで・・・

 

『社員がプライド(=自己肯定感)を持つためには会社の歴史を伝えるといいのではないか』ということ。

 

『社員のモチベーションアップのために、自社の商品やサービスがどんな商品に使われどんな人に喜ばれているのかを伝える』ということ。

(生産者の様子を見てもらうのもいいと思います)

 

と、こんなことを思いました。