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シン・小集団活動

今どきは、『新』よりも『シン』の方がウケるんかな?と思い

 

カタカナで記載してみました。

 

書かねばならないテーマ『小集団活動』のススメです。

 

事の始まりは、お世話になっているお客さんと話していた時のこと。

 

トップの方や現場の方、リーダーの方など、様々な立場の方から

 

こんなことを立て続けに聞いたのです。

 

『一部の人だけ頑張っているのを何とかしたい』

 

『上司が分かってくれない』

 

『忙しすぎる』

 

『食品安全チームと現場との間の温度差が大きい』

 

ざっくり理解すると、経営的な問題やクレームが収まらないというような

 

喫緊の課題というわけではないにしても、

 

 

 

何だか働きにくい・・・

 

 

 

んな感じでしょうか。

 

各社各人、事象は異なりますが私がふと閃いて提案したのが

 

たまたま『小集団活動』で、しかもそれが1社ではないというところに

 

今必要な考え方なのかな、と思いブログに書くことにしました。

 

 

 

さて、小集団活動とは何ぞやということですが

 

簡単に言うと

 

『現場で数人のグループを作り、ある目的の元

 そのグループで活動を進めていくこと』

 

です。目的がによって同じ部署でグループを構成した方がいい場合もあれば

 

複数部署の人が含まれている方がいい場合もあります。

 

ただ、パートさん、アルバイト、派遣の人などなど含め

 

全社的に行うことがポイントです。

 

 

そして、この活動を行うことにより

 

・目標達成

 

・職場の問題解決

 

・現場のボトムアップ

 

などの成果が期待できる、とされています。

 

 

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話は本題に戻り、なぜ今小集団活動なのかというと

 

冒頭で書いた発言が出る背景に

 

以下のような課題があると思ったからです。

 

課題1.会社が個人を認識できない(管理できない)状態になっている

 これにより発生する不具合例

  ・ルールが定着しない

  ・原因の異なる問題が散見される

  ・ヒューマンエラーが多い

 原因①:組織が大きくなりすぎた(≒分業しすぎ)

 原因②:経営層の現場への無関心さ

 

課題2.仕事への楽しみを見つけられない人が増えている

 これにより発生する不具合   

  ・ロスや異常に無関心

  ・現場の人の工夫が見られない

 原因:コミュニケーションの機会が少ない

    (≒記録に頼りすぎて話していない/過重労働)

 

皆様の職場では、どうでしょうか?

 

DXが進んでいったり、FSSCなどのマネジメントシステムを導入して

 

効率化が進み、間違えない仕組みができたように見える一方で

 

実際は現場が付いていけていなかったり、

 

成果が伴わない結果になっている、ということはないでしょうか。

 

今の時代になっても、モノづくりは人がやっているわけで

 

人を無視して新たな技術や仕組みを導入してもなかなかうまくいきません。

 

大袈裟かもしれませんが製造業が近代化したことによる負の側面が

 

出始めている、そして今こそ補完する動きが必要だと思うのです。

 

では、シン・小集団活動とは何か。

 

タイトルに『シン』とつけた通り、従来と同じやり方ではなく

 

より個が引き立つように

 

 ・小集団の中で上限関係を作らない。役割はつくるが変更しても良い。

  (会社的な立場が違っても小集団の中では対等にする)

 

 ・仕事をローテーションする

  (その会社の業務の全体像を知ることで、自分や他人の役割を知る)

   ※状況により、これは小集団とは別の活動の方がやりやすいかもしれません。

 

 ・実施することや目標は小集団の中で決める。評価も自分でする。

  (自分で決めたことさえできないなら、

   人から言われたことなんてできない)

 

 ・小集団間の競争をさせない

  (課題は各グループで異なる。比較をしない)

 

このようなことがポイントになるのではと思うのです。

 

具体的な進め方は、無限にあるのでここには書ききれませんが

 

何らかの参考になれば幸いです。

北海道は北見に行ってきました。北見は焼き肉が有名だそうです。

ちょっと足を延ばして、釧路へも行ってきました。

何もかも美味しい!豊かな土地でした。