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食品安全の活動に停滞を感じている方へ

お久しぶりです(笑)

 

 

 

今回は食品安全の活動に停滞感を感じておられる管理職の方へ

私の考えを書こうと思います。

 -再発防止が徹底できない

 -従業員が理解してくれているか不安だ

 -もう少し自主的に行動してくれたらなぁ・・・

など、進歩している感じがしない、こんなお悩みに対して考えてみました。

 

 

 

コンサルタントとしてできることは

 

 -再発防止が徹底できないなら、是正がうまくいっていませんね、

  真の問題探しをワークショップで行いましょう。

 

 -従業員が分かってくれているか不安ですか。では、

  教育が失敗したか訓練がうまくいっていないからかもしれませんね、

  当社で従業員教育を補完しましょうか。

 

 -自主的な行動を促してほしいなら・・・では権限を広げましょうか

 

などなど、もちろんアプローチの方法は状況により様々ですが

例を挙げるとこんな感じです。

 

私は過去、様々な従業員教育なり、組織再編なり携わってきました。

そのなかでうまくいくこともあれば、そうでないこともありました。

うまくいかなかったときのことを振り返ってみたところ

理屈で物事を考えすぎていたというところに原因があったように思います。

 

要は、

 -納得できる再発防止策をとっても継続できないことがある。

 -従業員教育の仕組みを変更しても、しばらくしたらマンネリ化。

 -権限を付与してもこれまたマンネリ化。

など、辻褄のあう処置をとってもパフォーマンスに満足できない

ことは起こります。

 

なぜかというと

人は理屈では動いていないから、ですね。

人の感情を対策に考慮しないと結果は出ません。

 

ではどうしたらよいか。

『意識づけ』や『食品安全文化』の醸成でしょうか。

少し抽象的であるように思います。

 

 

そこで考えたのが、以下の『環境づくり』です。

これを行ったうえでの教育訓練や再発防止の活動であれば

成果が出やすいと思います。

全ては書ききれないので目次を示してみました。

 

 1.ズルをしにくい環境づくり

  1.1 モノの配置や仕事の組み方

  1.2 日々の実績の把握方法

 

 2.やりがいを感じやすい環境づくり

  2.1 上司が見本を見せる

  2.2 有意義な仕事を与える

  2.3 評価方法

  2.4 裁量権の与え方

 

 3.進捗管理

 

 

これらは、人の行動心理に関するデータとうまくいった会社の事象を

照らし合わせて、私なりに構築し直したものです。

人の心理は、その時に相対する人や物、コミュニケーションによって

大きく揺さぶられ、その結果が行動として現れてきます。

 

活動が停滞しているな、、、と感じたとき

理屈ばかりに走っていないか振り返ってみると

新たな視点で答えが見つかるかもしれません。

 

 

秋の味覚 マツタケ

焼きマツタケ、略して『焼きマツ』という言葉を今週覚えました(笑)