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従業員教育は誰かがやるもの?

昨日訪問した工場では、外国人の方「Aさん」が一人働いておられます。

その会社で働き始めて10年以上になるらしく、もうベテランです。

私たちは、自画自賛のように「衛生的な日本」「まじめな日本人」と口にすることが多々ありますが

Aさんは、いわゆる”日本人”以上に働き者で、誰かがさぼっていたら

「仕事だよ!」「あなた、それでいいのか?!」

と言われるそうです。

このため、その会社ではAさんへの信頼は厚く、重要な仕事を任されておられます。

言い換えれば、Aさんは組織の一員として従業員教育に一翼を担っています。


この事例の良いところは

Aさんのことを組織の人々が評価をしていることです。

 

人は、自分が貢献していると感じたとき、モチベーションが上がります。

もし、だれもAさんのことを評価しなければ、パフォーマンスは低下していく可能性が高くなります。

この会社は、あらゆる部門の人がAさんだったらキッチリやってくれると

口に出して言っていました。

 

誰もやっていなくても、良いと思ったことはやりましょう。

この行動が従業員教育になります。

 

誰かが、いいなと思うようなことをやっていたら

口に出して認識していることを伝えましょう。

これが、その人のモチベーションにつながります。