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従業員教育は永遠のテーマ?

FSSC22000やISO22000、JFS規格などの各種民間認証規格、

HACCP制度化に伴う導入において、ネックになるのが従業員教育だ

といわれる事業者がたまにおられます。

また、従業員教育単独でご相談をいただくことがあります。

 

 

各種民間認証規格であれHACCPであれ、仕組みづくりに変わりはないので

それらの導入後は、問題が少なくなっていったり、課題を解決するスピードが

早まったりするはず。

 

 

もし、何らかの「しくみ」を導入したのにその運用に振り回されて

組織が良くなっていっていないなら、

本当の意味で活用できていないと言えます。

(もちろん変化のスピードは様々ですが)

 

 

 

従業員教育にお悩みの事業者からは

 

「見ていないと、ルールを守ってくれないんです」

 

「初めはいいのですが、続かないんです」

 

「シフト制なので、集合教育が困難。どうすればいい・・?」

 

「記録をつけるための行為になり、内容が伴っていない。どうすれば・・?」

 

「外国人だと日本人よりも理解してもらいにくいのだと思うのですが・・」

 

「そもそも教育訓練って何をすればいいの?」

 

など、様々な声があります。

 

 

 

当方の考えで分類すると、教育訓練に係る課題の原因は

 

 ・自社のポリシー、あるいは「どの程度やるのか」が決まっていない

 

 ・教える度合いが不足している

 

 ・現場の環境整備・組織構造に不足がある

 

と考えています。

 

最近では、外国人労働者が増え、

その教育に悩まれていることを耳にすることもありますが、

持論では、日本人の新人さんと大きく異なることはなく

往々にして教育の成果があからさまに見えているだけだと捉えています。

 

これは、教える側のテクニックや親身になっていない等ということではなく

組織的な動きや検証に対する是正が足りていないという意味です。

 

次回、これらについてもう少し掘り下げてみたいと思います。